潮干狩りシーズンに続けて海水浴シーズンもやって来る。頭のおかしい僕は 今年もまたマーメイドのナイトメアに悩まされるのだ。以前も話題にした世界的固定観念のマーメイドとは逆の「上半身が魚で下半身が人」のおどろおどろしい 人魚に襲われる夢だ。奴等は子種欲しさに海中から人間の男を狙ってくるのだ。いくら魚好きの男が尻フェチや太ももフェチでも そのキメラには耐えられないであろう。魚類でも鮫は交尾をするから、それはたぶん鮫の魚人だと推測できる。深海に生息する鮫には500年も生きる種がいるらしいし、鮫はスクワレンのおかげで病気にならないそうだから 怪我をしないと死ぬ事はないと聞いている。数百年生きるうちに妖怪化してもおかしくはないのだ。深海の事は今だにわかっていないから、本当に 鮫の魚人は居るかもしれない。おそらく 時々海中に引きずり込まれて行方不明になる男は このマーメイド達に犯されて犠牲になっている可能性がある。そして深海に引きずり込まれて 行為が終わったあとは彼女達の餌となるのだろう。　…だがしかし レゴを組み立てているうちに はたと気が付いた。魚だと尾びれは垂直になるから、櫓のように左右の動きをするはずだ。だから ばた足のような上下動をする場合は イルカのような哺乳類系統になるはずである。これは人魚とは呼べない。人海豚である。ようやく なぜマーメイドが上半身が人なのかがわかった気がした。